2012年11月8日木曜日

競技ダンス実践テクニック「競技ダンスとしての正しい方向性」



2011年にブラックプールで行われた全英選手権アマチュア部門のファイナルです。

1位 Andrea Ghigiarelli & Sara Andracchio (イギリス)
2位 Emanuel Valeri & Tania Kehlet (デンマーク)
3位 Simone Segatori & Annette Sudol (ドイツ)
4位 Chao Yang & Yiling Tan (中国)
5位 Marek Kosaty & Paulina Glazik (ポーランド)
6位 Andrzej Sadecki & Karina Nawrot (ポーランド)

という結果でしたが、UK選手権に続いて優勝したAndrea Ghigiarelli & Sara Andracchio組はこの大会を最後にターンプロすることを発表しました。

来シーズンからはプロフェッショナル部門に参加するわけですが、当然、ファイナルに絡んくることになります。

プロフェッショナル部門はアマチュアのチャンピオンが年毎にターンプロして参加してきますので、ファイナルは元アマチュアのチャンピオン達が凌ぎを削る試合となります。

アマチュアにおいて完成された基本的なテクニックに、さらにエンターテイメントとしての表現力が加味されたプロフェッショナルとしての観客にアピールするダンスが求められることに成るわけです。

もちろん、具にもつかない私たち中高年アマチュアダンサーとは比較にならない年齢差も含めた運動能力と才能と練習量がその背景にあるわけです。

しかし、私たちの目標とするダンスの延長線上にはこのチャンピオンたちの踊りがなければなりません。

中高年ダンサーの多くが体育館などの練習場で出会う、JDSFのC級を含めた下位級のアマチュアダンサーのどうにもならない低レベルの踊りを参考にして、自分のダンスの延長線を設定してはいけません。

自分の現在のランクがどうあれ、そのダンステクニックの目標は世界選手権のプロフェッショナルのチャンピオンであり、アマチュアのチャンピオンであるということを認識して下さい。

よく、引き合い出す例ですが、カラオケを練習するときに近所のおじさんやおばさんの歌を参考にするようなおかしな人はいないわけです。

カラオケで練習するときは、誰でもプロの歌をCDやダウンロードで何度も聞いて、それを参考にしてそれに近づこうとします。

中高年であれば、演歌なら美空ひばりであり、八代亜紀であり、五木ひろしであり、北島三郎などのプロ歌手の歌であるのが当たり前なわけです。

現在ではダンスもビデオがいくらでもあり、其の時々のチャンピオンの踊りを見ることができるわけですので、それを何度も見て、その方向に自分の踊りを近づければいいわけです。

さらに、私がダンスを始めた頃はこの全英選手権のビデオが1万円以上で市販されているのを毎回買っていたわけですが、現在ではユーチューブ等のインターネットの動画サイトで、たいていの世界選手権やプロのダンスを無料で見ることができるわけですので、ダンスを学ぶには実に恵まれた環境になっています。

ところがこのような現在の恵まれた環境にも関わらず、私の周囲でビデオを参考にする人は稀(まれ)で、依然として自分のサークルの上級者や、練習場で見かける間違いだらけで箸にも棒にもひっかからないおじさんおばさんのダンスを参考にしてそれを真似ようとするのが普通であるわけです。

また、中には自分よりもダンス経験が長いという理由で、自分よりも下位級の人に教えを乞うなんていう本末転倒の、さらにわけのわからない人も多々おられます。

まあ、私も含めたJDSFを構成している還暦以上のダンサーの場合は、音楽感性も含めてその脳のパフォーマンスがにっちもさっちもいかない状態であるわけですが、それでもやはり、目指すものは正しいテクニックであるわけですので、自分のコーチを近所のおじさんおばさんにすることをやめて、世界のチャンピオンに指示することが最良のコーチを獲得するということにもなります。

競技ダンスで良い成績を得るためには、良いコーチについて正しいダンスを繰り返し練習するという当たり前のことをすればいいわけです。

その当たり前のことの延長線上が全英選手権やUK選手権のチャンピオンの踊りであるわけですので、何度も繰り返し見て、正しい方向性を掴んで下さい。

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