2012年12月23日日曜日

2012日本インターナショナルダンス選手権大会プロ・スタンダード決勝

2012日本インターナショナルダンス選手権大会決勝WALTZ



2012日本インターナショナルダンス選手権大会決勝TANGO



2012日本インターナショナルダンス選手権大会決勝SLOWFOXTROT



2012日本インターナショナルダンス選手権決勝規定フィガーQUICKSTEP



2012日本インターナショナルダンス選手権大会決勝VIENNAWALTZ



2012年6月9日、10日に日本武道館で行われた(財)日本ボールルームダンス連盟(JBDF)主催による第33回日本インターナショナルダンス選手権大会プロ・スタンダード部門の決勝です。

優勝 №175 Victor fung & Anastasia Muravyeva USA
2位 №34 Valerio Colantoni & Yulia Spesivtseva  ロシア
3位 №113 Aleksander Zhiratkov & Irina Novozhilova 香港
4位 №74 橋本 剛 & 恩田 恵子
5位 №17 河原 央 & 新井 いづみ
6位 №151 新鞍 貴浩 & 中田 裕希子
7位 №195 浅村 慎太郎 & 遠山 恵美

という結果でしたが、№175 Victor fung & Anastasia Muravyeva(USA)は2012年6月ブラックプールダンスフェスティバルプロボールルーム第2位、№34 Valerio Colantoni & Yulia Spesivtseva(ロシア)は同5位、№113 Aleksander Zhiratkov & Irina Novozhilova(香港)は同準決勝という強豪選手です。

つまりこの3選手は世界の競技ダンスの方向性の一翼を担う技術と表現力と音楽性を有しているわけです。

また、他の日本選手も現在の日本を代表するトップダンサーですので、このファイナリストのポスチャー、ポイズ、ホールド、ダイナミズム、音楽性、を学んで自分のダンスに対するイメージを改善し構築してください。

まあ、そうは言っても、あまりにも体力、技術、感性が違い、さらにはフィガーが違いすぎるので、何がなんだかわからない人もおられるとは思いますが、それでも何度も見てイメージに焼き付けて正しい方向性を自らの脳にインプットしなければ、いつまでたっても下位級から脱出できないこととなります。

我々の辿(たど)り着くべきダンスはこの選手たちのダンスであって、近所の体育館や公共施設ホールなどの練習場で、皆さんが口を開けて感心して見入っている箸にも某に引っかからないおじさんおばさんダンサーの盆踊りのようなのダンスではないということをなんとか理解して頂きたい。

それはともかく、この動画のトップ選手たちの立ち姿とホールドを見ると、いつも私が口をすっぱくして言うとおり、男性の顔の位置が垂直ではなく、女性ほどではないにしても胸を中心に背骨がアーチを描いて、胸よりわずかに後ろにあるということがわかると思います。

女性が後ろにアーチを作り、男性も同様に後ろにアーチを作ることにより、男女間が花開いて、美しいホールドが出来上がるわけです。

しかし、このアーチは胸を中心とするのであって、これを腰を中心とするとバックバランスになってしまいますので、勘違いしてはいけません。

それで、胸を中心とした正しいアーチ作ろうとして、これを実際にやってみると、初心者中高年老人集団である我がダンスファイナル会員諸氏には、この動画のトッププロのようなラインを描くことが相当困難であるということがわかります。

花開くどころか、男性も女性も後ろと言うよりは前にアーチを描いて、いわゆる「かぶっている」状態で、理想のホールドからは程遠いフォルムで踊っているわけです。

簡単にいうと男女ともに加齢による老化のためにひどい猫背で、後ろに反ることができなくなっているからです。

また、この動画からホールドの際の男性の肩から肘までのアームが水平であるということも学んで頂きたい。

しかし、これも同様に老化のために肩関節やその周囲の筋肉、腱が硬化して、ほとんどの選手が不可能に近いわけです。

そうかといって、これを無理にやると、関節にも筋肉にも損傷を与えて、さらには軟骨や骨棘が神経を圧迫して、痛みで日常生活にも困るという状態になることもあります。

さて、これで問題点が見えてきたと思います。

この動画のプロと同じ姿勢、ホールドが作れないという理由は、関節、筋肉、腱などの老化による硬化であるということが原因であるわけです。

つまり、これの解決方法は、日々、根気よくストレッチを習慣化することしかありません。

全身の関節、筋肉、腱を伸ばし、正常な体型を作れるようにすればいいわけです。

ダンスに限らずスポーツ選手のトレーニングの基本はなんといってもストレッチにあります。

一流選手ほどストレッチに多くの時間を費やします。

いつもいうように、超初心者ぞろいで練習量も少なくやる気もない我がダンスファイナルの会員諸氏は、10年20年と競技歴があり、日常生活の全てがダンス一筋で練習量も桁違いの先輩選手達に熟練度や技術ではどうやっても追いつくことはできません。

しかし、姿勢、ホールドに関しては追いつき追い越すことが可能です。

それは、我々同様に中高年老年である諸先輩ダンサーの皆さんは、どうでもいいような技術の習得には熱心でこだわりますが、ホールドを研究する人はほとんどいないからです。

さらにプロコーチも不思議なことにホールドを厳しく指導することはあまりありません。

ですから、JDSFの上級者であってもホールドを作るポイントも知らないわけです。

しかし、私がかつて師事した5人のトッププロであるコーチは、5人ともホールドの作り方と運動量・ダイナミズムの重要性を中心としたレッスンでしたので、競技ダンスの審査における姿勢とホールドの優先制ということを理解したわけです。

圧倒的なホールドの美しさと圧倒的な運動量があれば、先輩ダンサーの熟練度や技術を凌駕して短期間に上位級の仲間入りをすることができます。

ダンスファイナル会員諸氏はご存知の通り、本年度末に、背も低く、音もとれず、技術的にもにっちもさっちもいかない、いわばダンサーとして絶望的な3重苦の超初心者の某BBカップルが、ダンスファイナルに入会してから驚くような短期間にJDSFスタンダード5級からC級に昇給したわけです。

この3重苦カップルのダンスを見ると、その特徴は圧倒的なホールドと圧倒的な運動量であることが理解できると思います。

これは、入会当時はJDSF5級で目も当てられないほど低レベルな技術と能力であった3重苦カップルが、私の師事したトッププロ達の理論を理解し、忠実に再現しようとした結果であるわけです。

言い換えると、競技におけるホールドと運動量・ダイナミズムの優先制を理解すれば、誰でもこの3重苦カップルと同様のスピードで昇給するわけです。

しかし、これが、人生経験や社会的地位、あるいはそれまでに指導を受けたわけのわからないコーチの影響が壁になって理解することができないわけです。

いわばバカの壁であるわけですが、その壁を壊さない限り本質を捉(とら)えることはできません。

その本質とはトッププロあるいはトップアマのダンスを見て、「正しい方向性」をつかむことであるわけですが、これが老化によって大脳辺縁系の組織で記憶や学習能力に関わる海馬の機能が衰えた皆さんには実に困難な作業であるわけです。

それを打開するヒントのひとつは右脳の活性化ということにあります。

右脳の活性化には身体知ということが鍵になりますので、ダンスファイナルの木曜日の練習には皮膚感覚を鍛えるためのメソッドを準備運動のカリキュラムに取り入れているわけです。

それを素直に取り入れ、スタンダードダンスの方向性を理解したのが、前述の三重苦カップルであるわけです。

まあ、右脳が活性化しても、良いコーチの指導がなければ意味がないのはもちろんですが、逆に、良いコーチについても左脳中心の理解では意味がありません。

長年の競技経験があり、必死で練習し努力もしているにも関わらず、さっぱり昇級しないことで悩んでいる選手は、自分が左脳中心であるのか、わけのわからないゴミコーチについているのか、あるいは最悪の場合その両方であるのかを判断して、それを修正し改善する必要があります。

まあ、老化による脳の萎縮でこの文章を読んでも何が何だかさっぱり理解できないぐらい理解力思考力判断力が衰えている人が大半であるとは思いますが、とにかくトッププロの踊りを何度も見て、競技ダンスに対するイメージを少しでも正しい方向に向けていただきたい。

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