2014年5月23日金曜日

競技ダンス実践テクニック「ベーシックフィガー・スローフォックストロット」


Basic Figures Slow Foxtrot(1)


Basic Figures Slow Foxtrot(2)


Basic Figures Slow Foxtrot(3)


Basic Figures Slow Foxtrot(4)


Basic Figures Slow Foxtrot(5)

スローフォックストロットについては、上級者でも競技におけるアマルガメーションのほとんどがベーシックフィガーで組まれていますので、それを正しく理解することが重要です。

その中でも代表的なフィガーがフェザーステップ、リバースターン、フェザーフィニッシュ、スリーステップという組み合わせですが、これはワルツのナチュラルターンと同様に、初心者から上級者までアマルガメーションの冒頭に踊られ、相対評価の対象となりやすく、採点に大きく関係しますので、多くの練習時間及び練習回数が必要です。

また、ウィーブ、ウェーブ、バウンスファーラウェイ・ウィズ・ウィーブエンディング、スリーファーラウェイなどが、代表的なスローフォックストロットの動きを表現するフィガーとなりますので、多くの選手がこれらを組み込んで競技のアマルガメーションを構成しています。

ただし、バウンスファーラウェイ・ウィズ・ウィーブエンディングについては、後ろ向きに速度のあるステップで長距離を動き、他選手と接触する可能性が多いので、超初心者勢揃いのダンスファイナルのアマルガメーションには組み込んでおりません。

ダンスファイナルにおけるアマルガメーションは、無能力者の皆さんができる可能性のある最低限のフィガーの中で、採点に最も効果のあるフィガーを組み合わせておりますが、それでも、ギブアップする選手もいて、どうにもならないのが現状です。

スローフォックストロットのカウントの取り方はSlow、Quick、Quickが基本ですが、ボールルームダンス発祥の国でもあり、その中心となるイギリスではそのように踊られておりません。

それで、そのカウントの取り方を表現するのに、第一Quickを伸ばすとか、Slow&Slowであるとか、1,2,3,4であるとか、コーチによってさまざまに解説されますが、JDSFのC級程度を目標とする場合には基本通りのSlow、Quick、Quickで取るのが無難であると思います。

しかし、自分はどうみてもダンスの才能があるので、何が何でもB級A級を目指したいという選手には、イギリス式のカウントの取り方を詳しく指導いたしますが、それが即、審査員の評価につながるかどうかは保証の限りではありません。

その理由については、多方面に差し障りが多々ありますので、詳細には申し上げられませんので、練習会で直接解説いたします。

ワルツはフォールによる上を支点とする振り子運動であるペンデュラム・スイングがその大きな要素ですが、スローフォックストロットにおいてはライズによる下の支点を中心とする逆振り子運動であるメトロノーム・スイングが大きな要素になります。

これをスローフォックストロットでは「フライト」と表現します。

その代表的なムーブメントがフェザーステップのフェザーフィニッシュにおけるフライトです。

その状態については、言葉で説明するのは困難ですが、Slowでロアして、次の第一Quickから第二Quickまでのフライトであり、イギリス式では1,2でダウン、3,4でフライトです。

このフライトもなかなか理解できないと思いますが、いろいろなトッププロあるいはトップアマの世界選手権等のビデオや動画を見て、正しいスローフォックストロットの踊り方のイメージを蓄積してください。

また、多くの選手がスローフォックストロットで勘違いしているのは「ロア」と「フォール」を混同していることです。

フォールは深く膝を曲げてスイング動作を起こすことですが、スローフォックストロットにおいては、それはありません。

スローフォックストロットでフォールを多用すると、いわゆる「悪いワルツ」になってしまいますので、トッププロあるいはトップアマの踊りを見て、スローフォックストロットの正しいスイングをイメージに捉えてください。

もちろん膝はフレシキブルに使われなければなりませんが、スローフォックストロットにおけるスイングは基本的にライズとロアによって表現されます。

そのためには、基本的なステップを正確に理解し行われなければなりませんので、今回取り上げたスローフォックストロットのベーシックフィガーのステップをひとつひとつ確認して覚えてください。

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2014年5月13日火曜日

競技ダンス実践テクニック「ベーシックフィガー・タンゴ」


Basic Figures Tango (1)


Basic Figures Tango (2)


Basic Figures Tango (3)


Basic Figures Tango (4)


Basic Figures Tango (5)

これらの動画で踊られているのは全てベーシックフィガーですが、その運用上のアライメントの違いや、他のフィガーとの組み合わせで、皆さんの知らない踊り方が大半であると思います。

そのようなベーシックフィガーを全て覚える必要はありませんが、全て「見ること」は重要です。

見るだけで、本人が理解しようとしまいと脳はそれを記憶します。

前頭葉・頭頂葉の見たものを経験したものとして記憶するミラーニューロンが活性化されて、その練習をしたのと同様の記憶となります。

人間の大脳には、自ら行動するときに活動電位を発する部分と、他の個体が行動するのを見ている状態のときに電位を発する部分があります。

これらの組織は本来別々に機能するわけですが、その両方に同時に活動電位を発生させる神経細胞があることが近年わかってきました。

それが、イタリアにあるパルマ大学の神経外科医ジャコーモ・リッツォラッティ(Giacomo Rizzolatti)教授らによって、1996年に発見されたミラーニューロンです。

ミラーニューロンは、マカクザルの脳による実験で直接観察され、人間においては、前運動野と下頭頂葉においてミラーニューロンと一致した脳の活動が観測されているということです。

ミラーニューロンは、神経科学におけるこの10年で最も重要な発見の1つであるとする研究者もいるぐらいの重要な脳の機能であるわけですが、一般にはまだまだその存在が認知されていませんので、その活用もあまりされていません。

その機能については、分かりやすくいうと、他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのごとく、「ミラー(鏡)」のような反応をすることから名付けられた脳神経細胞です。

まあ、同様といっても、運動野に電位が発生したことを記憶として認知しただけで、実際にそれを行ったわけではないので、筋肉量も含めた運動能力の問題もありますから、そのままできるということではありませんが、そのおおよその動作の概念は体現した記憶として蓄積されるわけです。

これが、現実的には、いわゆるイメージトレーニングといわれるものの原理でもあるわけです。

しかし、たとえばあなたが、WDSFの世界選手権をい見て、トップ選手の踊りを見たとしても、その動きのモデルであるトップ選手と同じ動きができるということではありません。、

その動きをあなたの脳なりに解釈し理解したあなたの動きになるということです。

だから、実際には動画を見て、そのまま踊っているつもりでも、間違いだらけの動きになる場合も多々あるわけです。

しかし、その解釈の間違いを正すのはコーチである私の役目ですので、とにかく、皆さんは動画を何度も繰り返し見て、ベーシックフィガーの正確なステップ・ムーブメント・アライメントを脳に記憶させて、日々の練習にフィードバックして、現状を打開する一助としていただきたい。

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2014年5月6日火曜日

競技ダンス実践テクニック「ベーシックフィガー・ワルツ」


Basic Figures Waltz(1)


Basic Figures Waltz(2)


Basic Figures Waltz(3)


Basic Figures Waltz(4)


Basic Figures Waltz(5)


Basic Figures Waltz(6)

ご存知のとおり、ボールルームダンスのフィガーは、The Ballroom Technicなどの教本に掲載されている基本となるベーシックフィガーと、それをもとにして、ボールルームダンスの歴史の中でさまざまな形態に変化したバリエーションフィガーに大別されるわけです。

我がダンスファイナルでは、超初心者が6級から始めて半年でD級になったりしますので、特殊な事情やご意見のあるごく一部を除いて、全員がJDSF・DSCJのD級以上であるわけですから、競技においてはバリエーションフィガーを中心としたアマルガメーションを組んでいるわけです。

しかし、審査上で大きな比重を占めるのは、全ての選手に共通のステップであるベーシックフィガーであるということを理解しないと、効率的に審査員のチェックを得ることができないということを理解していただきたい。

たとえ、バリエーションフィガーであっても、そのもとになるのはベーシックフィガーのステップであり、アライメントであり、ムーブメントであるわけです。

だから、もとになるベーシックフィガーを理解しないと、バリエーションフィガー自体が勘違いの方向に行ってしまい、練習をこなせばこなすほど本来の踊り方とは離れたものになり、昇級に時間にかかることになります。

しかし、我がダンスファイナルにおいては、ベーシックフィガーとバリエーションフィガーの区別あるいは概念さえ理解てきていない人がほとんどであるわけです。

まあ、もちろん、高齢老人老婆勢揃いの会員諸氏に、基礎からこつこつなんて言ってたら、昇級する前にお亡くなりになってしまう危険性が多いわけですから、どーでもいいことは省いて、採点に直結することだけをカリキュラムに組んで教えているので、それはいたしかたのないことでもあり、コーチである会長の責任でもあるわけです。

しかし、現在では、ほとんど全員がD級という現状で、この先、さらなる昇級を望むには、もとになるベーシックフィガーを確認し、その正しいステップとアライメント、ムーブメントを学ぶことが、必要かつ重要なファクターであるということをご理解いただきたいわけです。

とにかく、ダンスを始めて数年という極めて少ない経験で、さらに、そろいもそろって練習嫌いですので、D級C級までに20年30年と費やしてきた他の選手に熟練度で追いつくことは不可能というより、さらにどんどんその差が開いていく一方であるということも現状です。

その熟練度の差を埋めるためには、「正しい踊り」をすることがひとつの方向性であり解決策となります。

そのために、このベーシックフィガーの動画をみて、正しいステップを理解して、現在の自分が何をしなければならないのかを根本から考えなおすこともその方向性のひとつとなりますので、動画を何度も見てステップをイメージとして記憶してください。

尚、この動画は、競技選手向けということではなく、ステップを中心とした、ビギナー向けのレッスンビデオですので、ホールド、姿勢、組み方などは参考にしないようにしてください。

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