2016年10月17日月曜日

競技ダンス実践テクニック「枠で踊る」



2016年冒頭に行わたWDSFのプロ部門であるPD European Standardの準々決勝のもようです。

カメラワークが上からであるため、今回のテーマである「枠」をの解説に最適であるので、この動画を取り上げました。

この動画をご覧になると分かる通り、どのカップルもホールドを「ひし形」に保って踊っていることが分かります。

この男女で「ひし形」を形成するホールドの形状が「枠(わく)」です。

常にこの「枠」を崩さないように保って踊ることが、バックバランスや前かがみを防いで、正しく立つことにつながりますし、採点上で非常に重要なボリューム感を作ります。

「枠」を正しく構成するためには、男女間の中心がどこにあるかということが重要になります。

男女がホールドを作ったときの中心は、お互いの右のあばらの下のコンタクトポイントのコアです。

コアは「核」ということですが、これが男女の中心であり、いわばダンスの核とも言えます。

そのコアを中間点として、上下に線を垂直に引いたものが、ホールドにおける男女の中心線です。

つまり、コアから垂直に引いた直線がひし形の中心ということです。

中心は男性側でもなく、女性側でもなく、その中間ということです。

男性が棒立ちして、女性が腰を押しつけて踊るということではありません。

コアからの垂直な直線を中心として男女が「枠」を作り、お互いに正しく立ち、すべての動作をするということです。

「枠」を崩したときの代表的なものが、いわゆる「消防士の放水」と言われる形です。

どんなときもひし形の「枠」を崩さないように踊ることが、ダイナミズムと美を生み出し、審査員に良いインパクト与える重要な要素となります。

まあ、高齢により身体が堅くて枠どころではないと言うのが我がダンスファイナルの悲しい実情ですが、それでも「枠」を意識して踊ることは正しい立ち方につながり、正しい動きにつながり、審査員に良い印象を与えることになります。

さて、10月10日(日)に町田市成瀬総合体育館で行われた町田市市民ダンススポーツ大会において、我がダンスファイナルのKI組が市長杯スタンダード部門で準優勝し、さらには、しばらく競技会から遠ざかっていたYO/YA組が連盟杯で優勝しました。

3年前のBA組の市長杯優勝に続いて、去年はTA/FU組が連盟杯優勝、SI組が市民戦Aで優勝と、このところ、この大会のスタンダード部門での賜杯は我がダンスファイナルが独占状態となっているわけです。

当然、来年の市長杯優勝はTA・hi組ということになるわけですが、本年から市長杯はDSCJのC級以下という規定になりましたので、TA・hi組が来年の10月までにB級昇級を決めると残念ながら賜杯は他に譲ることになります。

さて、一部の日本語が通じない者を除いて、圧倒的な速さで昇級する我がダンスファイナルですが、加齢による老齢化という恐ろしい悪魔が来襲して、ほとんどの会員が、ある意味の限界であると言えます。

その解決策として、効率よく短時間に効果の出る練習方法に合わせて、細胞の老化を少しでも止める方法をカリキュラムに取り入れなくてはなりません。

細胞の老化を止めるには、血行を改善して、いかに細胞の再生・修復を良好に行うかということがポイントです。

血行改善には第二の心臓と言われる「ふくらはぎ」の筋肉の収縮が鍵となります。

そのためには、ライズ&ロアーにおいてトウ・ボール・ヒールとステップするときに、ボールあるいはトウで立つことをその人なりの最大限で忠実に行えば、スタンダードダンスの練習イコール老化防止の最高の方法ということになります。

特に、ほとんどをライズ状態で踊るクイックステップのステップホップシャッセやビニーズワルツは、老化防止の方法としては最も効果的であるわけです。

そのためにダンスファイナルでは、必要のない選手にもクイックステップとビニーズワルツを無理やり踊らせているいるわけです。

その効果なのかなんなのか、信じられないような脳と身体能力の回復を見せている選手もおられますので、健康法としての競技ダンスということからも若返りたい方は参加してください。

さらに、老化を止めるためには、当然、食事も重要な要素となります。

食事については、レッスンのときにも説明しましたが、老化物質のAGE(終末糖化産物)をできるだけ減らす食事を心がけることが必要です。

AGEは、過剰な糖質とタンパク質と熱と時間により生成されます。

そのためには、急激な血糖値の上昇を抑えることと、魚や肉類はもちろんのことすべての食材の調理法において、できるだけ高熱処理をしないということを理解しなければなりません。

生、蒸す、茹でる、煮る、焼く、揚げる、の順にAGEは多く生成されますので、フライ・天ぷら・焼肉・焼き魚・炒め物よりも、生・煮物にするということを心がけましょう。

過剰な糖質については、食べる順番によっても血糖値の上昇は緩やかになりますので、野菜・肉・魚・ごはん類・果物というような順に食べ、できるだけ糖質類を後の方にします。

また、多糖類の砂糖に比較して単糖類の「果糖」は極めて吸収が速く、いわゆる血糖値スパイクというような状態でいっきに血糖値を上昇させますので、果糖満載の炭酸飲料などを飲むときは注意が必要です。

私もこよなく愛する某ファーストフ-ドのハンバーガーとコーラとポテトフライの魅惑の組み合わせは、高レベルなAGEの摂取および生成の原因となるそうですので、今日からやめましょう。

やなこった。

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2016年8月7日日曜日

競技ダンス実践テクニック「ワルツにおけるナチュラルターンの重要性」



日本のボールルームダンサーの目標であったJBDF日本インターナショナルダンス選手権が2016年度は中止となり、競技ダンスはJDSFが中心になりつつありますが、その最高峰のWDSFアマチュアチャンピオンであるDmitry Zharkov&Olga Kulikova(ドミトリー・ザルコフ&オルガ・クリコヴァ-ロシア)組によるワルツのナチュラルターンのレッスン演舞とドイツ人トレーナーのAsis Khadjeh-Nouri氏の解説です。

Zharkov組のプレパレーションステップに入る前の準備として横に振る動作を含めてナチュラルターンにおける動作は、私が知る限り、あらゆる面において理想的なものです。

完璧なホールドは言うまでもなく、完璧なムーブメントと完璧なステップの角度と方向性、さらには左上に抜ける顔の完璧な角度と方向性を何度も見ることにより、イメージに強く焼き付けて、Zharkov組のナチュラルターンの全ての動作を忠実にコピー(模倣)してください。

勘違いされると無意味になるので付け加えますが、コピーするのは動画の冒頭と最後に踊られる見本の演舞であって、解説部分の緩んだホールドやムーブメントではありません。

自分のナチュラルターンの動作をビデオに撮ってその違いを確認して、この動画の演舞と全く同じ動作になるように修正してください。

もちろん、能なしゴミクズ最底辺ダンサーの皆さんがZharkov組と全く同じ動作を再現できるわけもありませんが、少しでも理想のものに近づこうとする意識を持つことが、経験年数で大きく劣る皆さんの昇級の強力な武器となります。

ステップの方向性については、私がいつも解説しているように、CBMからのプレパレーションステップを含めて、外股(つま先が外旋)、外股、サイドリーディングというステップワークとムーブメントを正確に行っていることを確認してください。

まあ、これは文章でいくら言葉を尽くしても伝わるとは思えませんので、練習会で詳しく解説します。

ナチュラルターンにはワルツとしての表現の要素が全て含まれていると言っても過言ではないぐらい最も重要なフィガーです。

ワルツとしての表現の要素は、ライズアンドフォールとスウェイですが、それを含めて、スイング、ポスチャー、ポイズ、ホールド、ムーブメント、タイミングの正確さなどのワルツとしての全ての技術・技量をナチュラルターンにより判断することができます。

極論すれば、ナチュラルターンが上手くてその後の踊りが下手な選手はいませんし、ナチュラルターンがお粗末でその後の踊りが素晴らしいという選手はおりません。

このことから、競技会の審査では、最初に踊るナチュラルターンによって、その選手の技量の大きな判断材料とされかねません。

つまり、ナチュラルターンを見れば、ワルツにおけるその選手の技量は一目瞭然ということになるわけです。

審査員の印象も、ナチュラルターンが完璧に踊れれば、準決勝までは有利な採点となる場合が多々ありますし、逆にナチュラルターンがお粗末であれば、それが全ての判断材料となり、不利な採点となる場合が多々あります。

また、ナチュラルターンにおける一連の動作は、重要な採点基準である「熟練度」の判断基準ともなりますので、日々の練習で多くの時間をかけて損はありません。

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2016年2月11日木曜日

競技ダンス実践テクニック「競技ダンス・スタンダードのホールドの変遷」



1931年から2014年までの、ブラックプールダンスフェスティバル・全英選手権の歴代の優勝者が網羅され、その中の代表的なチャンピオンの踊りが確認できる動画です。

さて、我がダンスファイナルにおいて、リーダーが喜寿を迎えたSY組が、1月の1級競技会で準優勝して、ダンスファイナルの練習会に参加してから2年弱で無級からD級に昇級しました。

それまでのSY組の年齢と絶望的な実力を知る関係者の誰もが「あーらびっくりね!」という前代未聞の奇跡ともいえる快挙ですが、SY組が私のコーチングを理解し素直に受け入れたということが、この奇跡につながったわけです。

とにもかくにも超高齢者超初心者ぞろいであったダンスファイナルも、B級1組、C級3組の他に、脳の具合と性格が芳しくないために私の日本語を理解できないごく一部を除いて、全員がD級という充実ぶりとなったわけです。

この先は、さらなる脳機能の向上も含めた細胞の活性度を向上させることが目的のアンチエイジング中心のカリキュラムとなりますので、ダンスには無関係と思える内容も理由があると理解してください。

ということで、この動画の競技ダンスの最高峰のブラックプール全英選手権の歴代優勝者の中から、ビル・アービン組を始めとした競技ダンスの草創期の踊りから、現代の競技ダンスの基本を作り上げたマーカス・ヒルトン組、私の先生の先生であるルッカ・バリッキ組を経て、現在のチャンピオンのアルーナス・ビゾーカス組に至る踊りを見て、その変化を確認してください。

1950年代の棒立ちでボリューム感のない、いわゆるパーティホールドから、だんだんバレエの立ち方や身体の造り方の要素が取り入れられ、アームも硬質な十字架を構成し、男女間のV字の開き方が大きくなっていく様子が見て取れます。

この変化は「より美しく」という、芸術としての競技ダンスの方向性を示しています。

もうひとつのいわゆるスポーツダンスとしての方向性として、ストライドが年代を経るごとに大きくなり、クリストファー・ホーキンス組からミルコ・ゴッソーリ組により、運動量もムーブメントも飛躍的に大きくなり、そのダイナミズムはさらに現在のアルーナス・ビゾーカス組に引き継がれているということがわかります。

一番最初に踊っている1950年から1952年の優勝者のLen Scrivener組は、現在ではとても考えられないような立ち方やホールドやストライドで踊っていますが、パーティーダンスの延長で競技会が行われていたことがわかります。

パーティーダンスの延長であったこの時代は、フロア・クラフト(フロア上で他のカップルとの接触を避けたり、LOD方向へスムーズに踊り進めるための技術)が重要視され、フィガーを自由自在に変化させて接触することなくスムーズに踊ることが大きな評価の対象となりました。

その伝統で、現在でも欧米の競技会ではフロア・クラフトが重要な評価基準のひとつとなっています。

その後、数々の競技会の審査基準による評価の変遷を経て、現在では、プロの最高峰の競技会でもルーティン通りに踊ることが主流で、その中でのフロア・クラフトということになります。

しかし、皆さんの踊る最低の競技会ではそんなものは必要ありませんし、老齢による脳の萎縮でとてもそんな能力はないということをよーく認識して、私の組んだルーティン通りに寸分たがわず踊ることが重要です。

とにもかくにも、どういう経緯で現在の競技ダンスの踊り方ができあがったのかということをこの動画で理解し、さらには歴代チャンピオンに共通した強靭なポスチャーの構成と維持を学んでください。

ポスチャーの構成と維持とは、男女が正しく立ち、どのような状態でもヘッドウエイト・肩・腰・足(ボール)の接地点を結んだ線が、重力から垂直に構成されているということです。

もちろん、動作の際には前後左右に重心が移動するのは当然ですし、人間の身体はフレキシブルにできていますので曲がり捻じれながら動くわけです。

それを修正するのがポイズ(バランス・傾き具合)であるわけです。

そのポイズの原点にポスチャーがあるということを認識できると、ダンスはより簡単に理解できるのですが、老化による脳の萎縮で理解力が皆無の皆さんに、この文章がとても理解できるとは思えませんので、レッスンで詳しく解説します。

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2016年1月9日土曜日

競技ダンス実践テクニック「ワルツ・ロックアンドラウンジ」



2015年度のUK Openのマチュア部門におけるFinal Solo Presentationの模様です。

動画冒頭に踊る背番号3のChong He & Jing Shan(中国)組のワルツの後半に、リバースウィーブ、ロックアンドラウンジ、ナチュラルチェック、スリップピボット、プログレッシブシャッセ、アウトサイドチェンジと続くアマルガメーションは、ダンスファイナルの選手の多数に共通するフィガーの組み合わせですので、何度も見て、その正しいイメージを焼き付けてください。

Chong He & Jing Shan組は小柄であるにもかかわらず、安定したポスチャーから繰り出されるダイナミックなストライドとスムーズなムーブメントで、みごと3位に入賞しました。

また、いつも言うことですが、その剛直なホールドにも注目してください。

まあ、これまで何度もしつこく解説していますが、柔らかいホールドであるとか、柔らかい動きなどという観念は、わがダンスファイナル会員諸氏のような超高齢超初心者ぞろいで無能力ゴミクズ能なしダンサーには意味がありません。

剛直と思えるほど動かないハードなホールドと、限界のストライドのハードなムーブメントが、その採点の対象となり、昇級に結びつく最重要な要素となります。

ハードなホールドには、アームを水平に保つ剛直性が重要で、肘まではボディですので、肩から肘までは絶対に動いてはいけません。

また、アームの剛直性とともに、もうひとつ、顔の向きが重要な条件になります。

基本的に、男女とも顔は常に左上を向いて、右頬にスポットライトが当たるような角度に保つことが必要です。

審査員がいつも見ても左上を向いていることが、効率的に点数を獲得する要素となります。

競技会では決勝までは12~14組という大勢で踊りますので、準決勝までは、審査員が1組を見る時間はほんの2~3秒しかありません。

その2~3秒のごく限られた時間に見られた時にたまたま顔の向きが違えば、それはもう採点要素からはずれてしまうということになりますので、ピクチャーボーズなどの止む終えない場合以外は、常に顔は左上を向いていることが重要であり絶対条件です。

このたった二つのことを、口を酸っぱくしてレッスンのたびに声を枯らして説明しても、信じられないことに、次回のレッスンまで覚えている選手はまったく皆無です。

まあ、会員諸氏は例外なく人生の終局間近の超高齢者ぞろいですので、脳の萎縮で脳機能が正常な状態ではありませんので、覚えろと言うこと自体に無理がありますが、しかし、覚えなければ、あと何年も残されていない寿命に間に合いません。

とにかくお亡くなりになる前になんとかしなければいけないのが、コーチとしての私のお役目であると思いますが、中にはまったく日本語が通じない選手もおられて、これがなかなか思うように行かないのが現状です。

ホールドと顔の向きは、家でも無限に練習できますので、競技ダンスとしての最重要の加点要素として、もっとも簡単に上達する方法でもあるわけです。

どなたもお迎えが来ることを待つだけの、どーせやることもない暇人揃いなわけですから、暇にあかせてホールドと顔の練習をすることを、無駄と知りながらも切にお願いする次第であります。

まあ、基本的な理解力の欠如と絶望的な脳の萎縮で、これを読んでもまったくなんのことかわからない人がほとんどですので、このブログ自体がまったく無駄かもしれません。

それでも、私の祈祷による念力の効果で去年は何度も奇跡が起きたのはご存知のとおりです。

今年も朝夕の念力祈祷をかかさず修祓し、奇跡が起きることを願ってはおります。

しかし、そうは言っても、どう考えても私の念力にもこれ以上の効果は期待できませんので、もうこうなったら、ただひたすら神と仏のご利益にすがるしか手立てはありません。

祓い給え清め給え南無阿弥陀仏アーメンラーメンそうめん焼きそば食いたいはらへった。

センセイ、そのうちバチ当たりますよ。

無駄ついでに、そのホールドについては、説明するよりも見たほうが理解しやすいので、アメリカの三大大会のひとつのWayne and Donna Eng's Emerald Ballで同じく2015年に行われたPro International Ballroom の決勝を何度も見て、ホールドと顔の向きを理解し、脳にプログラミングしてください。

ううむ、さらに無駄か。



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