2016年8月7日日曜日

競技ダンス実践テクニック「ワルツにおけるナチュラルターンの重要性」



日本のボールルームダンサーの目標であったJBDF日本インターナショナルダンス選手権が2016年度は中止となり、競技ダンスはJDSFが中心になりつつありますが、その最高峰のWDSFアマチュアチャンピオンであるDmitry Zharkov&Olga Kulikova(ドミトリー・ザルコフ&オルガ・クリコヴァ-ロシア)組によるワルツのナチュラルターンのレッスン演舞とドイツ人トレーナーのAsis Khadjeh-Nouri氏の解説です。

Zharkov組のプレパレーションステップに入る前の準備として横に振る動作を含めてナチュラルターンにおける動作は、私が知る限り、あらゆる面において理想的なものです。

完璧なホールドは言うまでもなく、完璧なムーブメントと完璧なステップの角度と方向性、さらには左上に抜ける顔の完璧な角度と方向性を何度も見ることにより、イメージに強く焼き付けて、Zharkov組のナチュラルターンの全ての動作を忠実にコピー(模倣)してください。

勘違いされると無意味になるので付け加えますが、コピーするのは動画の冒頭と最後に踊られる見本の演舞であって、解説部分の緩んだホールドやムーブメントではありません。

自分のナチュラルターンの動作をビデオに撮ってその違いを確認して、この動画の演舞と全く同じ動作になるように修正してください。

もちろん、能なしゴミクズ最底辺ダンサーの皆さんがZharkov組と全く同じ動作を再現できるわけもありませんが、少しでも理想のものに近づこうとする意識を持つことが、経験年数で大きく劣る皆さんの昇級の強力な武器となります。

ステップの方向性については、私がいつも解説しているように、CBMからのプレパレーションステップを含めて、外股(つま先が外旋)、外股、サイドリーディングというステップワークとムーブメントを正確に行っていることを確認してください。

まあ、これは文章でいくら言葉を尽くしても伝わるとは思えませんので、練習会で詳しく解説します。

ナチュラルターンにはワルツとしての表現の要素が全て含まれていると言っても過言ではないぐらい最も重要なフィガーです。

ワルツとしての表現の要素は、ライズアンドフォールとスウェイですが、それを含めて、スイング、ポスチャー、ポイズ、ホールド、ムーブメント、タイミングの正確さなどのワルツとしての全ての技術・技量をナチュラルターンにより判断することができます。

極論すれば、ナチュラルターンが上手くてその後の踊りが下手な選手はいませんし、ナチュラルターンがお粗末でその後の踊りが素晴らしいという選手はおりません。

このことから、競技会の審査では、最初に踊るナチュラルターンによって、その選手の技量の大きな判断材料とされかねません。

つまり、ナチュラルターンを見れば、ワルツにおけるその選手の技量は一目瞭然ということになるわけです。

審査員の印象も、ナチュラルターンが完璧に踊れれば、準決勝までは有利な採点となる場合が多々ありますし、逆にナチュラルターンがお粗末であれば、それが全ての判断材料となり、不利な採点となる場合が多々あります。

また、ナチュラルターンにおける一連の動作は、重要な採点基準である「熟練度」の判断基準ともなりますので、日々の練習で多くの時間をかけて損はありません。

にほんブログ村 演劇ブログ 社交ダンスへ

<当サイトの記事について>
当サイトのダンステクニック等に関する記事は、ダンスファイナル会員向けに書かれており、それ以外の方を対象としたものではありません。